
要請書を提出する小千谷総合病院の柳雅彦病院長(左から2人目)=9月12日、小千谷市役所
小千谷総合病院など新潟県内11病院を運営し、経営危機に陥っているJA県厚生連(新潟市中央区)の関係者が9月12日、小千谷市の宮崎悦男市長に地域医療体制の維持などに関する緊急要請を行った。病院存続に向けた規模、診療体制についての協議や、さらなる財政支援などを求めた。
県厚生連は2024年度に60億円以上の赤字を見込み、25年度には資本金が枯渇し、債務超過になる恐れがあると公表。病院が立地する自治体を順次訪れ、同様の要請をしている。小千谷市は23年度、運営費などとして小千谷総合病院に約1億8500万円の財政支援を行った。
塚田芳久代表理事理事長、柳雅彦小千谷総合病院長ら6人が小千谷市役所を訪れた...
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