
長岡市長選で候補者の演説を聞く市民。今後も地域活性化をはじめとした市政課題への取り組みを注視する=長岡市三島支所
10月6日投開票の新潟県の長岡市長選は、現職の磯田達伸さん(73)が新人の高橋宏幸さん(55)を破り、3選を果たした。新潟日報社は投票を終えた有権者に出口アンケートを行い、300人から回答を得た。多くの有権者が磯田市政の継続を選択した背景を、現市政の評価や重視する政策などから探った。
- 出口アンケート<上>8割が磯田市政「評価」、実績を重視
- 現職の磯田達伸氏が3選、新人の高橋宏幸氏との一騎打ち制す
- 市議が支え組織戦で支持固め、得票減に「批判や飽き」
- 投票率は46・57%と微減、”行かなかった人”の声は…
長岡市長選で投票を終えた有権者300人を対象に、新潟日報社が実施した出口アンケートでは、新しい市長に優先して取り組んでほしい課題を尋ねた。10項目のうち二つを回答するように求め、トップは「地域活性化」(回答数144)だった=グラフ参照=。アンケートを行った11投票所のうち、9カ所で最多となり、関心の高さが見て取れた。

とりわけ合併地域や市街地から遠いエリアで、切実な声が上がった。与板地域の70代女性は...
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