3期目の当選を決めた翌日、市の幹部職員に訓示する長岡市の磯田市長=10月7日、アオーレ長岡
3期目の当選を決めた翌日、市の幹部職員に訓示する長岡市の磯田市長=10月7日、アオーレ長岡

 新潟県長岡市長選で当選した磯田達伸市長(73)は、10月16日から3期目の任期に入る。選挙戦で掲げた公約の実行や、2期8年で積み残した課題の解決が問われる。選挙戦での発言や市民の声を基に、3期目の注目テーマをまとめた。

 磯田市長が選挙戦で強調したのが、県内第2の都市である長岡の「大きな可能性」だ。演説では三つの基幹的な病院を中心とした医療・福祉体制の堅持などを挙げ、「中越圏域の母都市、拠点都市として人口や企業の受け皿となる」と重ねて訴えた。

 拠点化の手段として、政策を訴えるリーフレットに「中核市移行」を明記。当選後の会見では次期総合計画の策定作業と並行し、移行の効果を検証していく考えを示した...

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