
新潟市民病院
新潟市民病院は11月20日、入院中にレジオネラ肺炎を発症して死亡した女性の家族に、2400万円を支払うことで和解したと発表した。女性が入院していた病室の蛇口からレジオネラ菌が検出されたため、安全な療養環境を提供する義務を十分に果たさず、損害賠償責任があると判断した。市議会12月定例会に、和解に関する議案を提出する。
市民病院によると、女性は新潟市在住で当時70代。2023年10月上旬、新型コロナウイルスによる重症肺炎で市民病院に入院後、肺炎の症状が悪化。レジオネラ肺炎と診断され、10月下旬に亡くなった。
市民病院は年3回、レジオネラ菌の検査や貯湯槽の点検、洗浄を行ってきたが、事故を受け対策を...
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