赤ちゃんを見つめる河原田小の児童たち。児童とふれ合った赤ちゃんは終始ご機嫌だった=佐渡市河原田本町
赤ちゃんを見つめる河原田小の児童たち。児童とふれ合った赤ちゃんは終始ご機嫌だった=佐渡市河原田本町

 赤ちゃんに触れることで、命の大切さを学ぶ授業「赤ちゃん登校日」が、新潟県佐渡市の河原田小学校(河原田本町)で行われた。4年生の約30人が緊張した面持ちで赤ちゃんを抱っこし、「本当にかわいいね」と目を細めていた。

 佐渡市によると、2023年度の出生数は184人。少子化や核家族化が進み、子どもたちが乳児に会う機会が減っており、17年度から佐渡市が登校日を実施している。

 11月29日の授業では、生後3、5、7カ月の赤ちゃん3人と小児科医らが講師を務めた。児童たちは赤ちゃんに「抱っこしていい?」「触らせてね」と優しく声をかけてから、恐る恐る抱っこした。

 まっすぐに自分を見つめる赤ちゃんに児童は少々照...

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