４月のソフトバンク戦に先発した楽天・荘司＝楽天モバイルパーク
プロ野球・楽天の荘司康誠投手（新潟明訓高出・新潟市西区出身）は飛躍が期待されたプロ２年目をわずか１勝で終えた。「本当に苦しかった。自分でもどうしたらいいか分からないことが多かった」。大きな壁にぶつかった将来のエース候補は苦悩のシーズンをこう振り返った。
立大からドラフト１位で入団した昨季は５勝を挙げ、オフには米国の最先端トレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」を訪れて動作解析を行い、新たなトレーニング法を学んできた。「求められる役割以上の結果を」と野心を抱いて２年目に臨んだ。
だがオープン戦期間中に右膝違和感を訴え、４月には発熱で先発当日に登板を回避した。歯車が狂い始め「５月は投げて...
残り279文字（全文：579文字）
