新年の仕事始めを迎え、職員に年頭あいさつする花角英世知事=1月6日、県庁
新年の仕事始めを迎え、職員に年頭あいさつする花角英世知事=1月6日、県庁

 多くの人が仕事始めとなった1月6日、新潟県内の官民トップが年頭訓示を行った。県内にも大きな被害をもたらした能登半島地震から1年を経て、復旧・復興を加速させるとともに、防災力を高める決意を語った。

 花角英世知事は県庁で職員約200人を前に訓示した。能登半島地震に触れ「災害から県民の生命財産を守る、これが政治や行政の一丁目一番地」と指摘。その上で「県民一人一人の防災意識を高めていく。同時に、避難所の運営などに最新のデジタル技術を活用し効果的、効率的な対策を進める」と強調した。

 地震に伴う液状化被害に見舞われた新潟市の中原八一市長は、復旧復興について「今なお、住宅や生活の再建が進まず不安を抱える被...

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