アルビレックス新潟は2026年、シーズン移行に伴う特別大会「百年構想リーグ」を戦います。紙面でも試合の後の選手の言葉、監督の言葉を伝えていきますが、ウェブ版では取材した内容をより詳しく紹介します。

3月14日第6節アウェー奈良戦後

[新潟0ー0(PK4-2)奈良]

監督会見のほか、GKバウマン選手、MF奥村仁選手に話を聞きました。

◆2004年6月新潟戦の思い出 大黒将志監督

(まずは試合の総括からお願いします)

相手のやることは大体分析して分かっていたので、その中でしっかりプレスもはまっていましたし、やるべきことを選手はやってくれたんで。負けたのは僕の責任なんで、選手にはいつも「気にするな」って言ってますし、そこに関しては僕が責任を負うと。あと、良いプレーもいっぱいありました。ただ、もっと丁寧に、もっとつないで、パスとかトラップとか、そういうところにもっとこだわってやっていきたいです。それを開始1分からできるようにやっていきたいです。

(後半、風下で押し込まれる時間帯もあったが、久しぶりに無失点で試合を終えた)

本当に守備は体を張って守っていましたし、特にマルク(GKヴィト)はいつも素晴らしいプレーをしてくれているので、続けてほしいです。あと、だいたいピンチになっているのは自分たちのミスからであって、組織を崩されているわけでは決してないので。プレスもハマってますし、この守備のやり方っていうのは自分がこだわっているポイントでもあるし、そこはいつも選手がよく頑張ってやってくれているし、継続していかないといけないです。選手は、みんなが成長していると思うんで、すごいポジティブというか。本当に(佐藤)大翔にしても、(石井)大生にしても1対1に強いですし、去年までJ1にいたチームにも負けないですし。

ただ、点が取れてないんでね。そこだけ修正していけば、そのうち入ると思いますけど、やっていきたいと思います。守備に関しては、本当に自分たちのミスを減らせば、守備の回数をもっと減らせると思うんで、そっちにフォーカスをもっとしていきたいなと思ってます。

(前半立ち上がりから、前への意識が強かったが)

今日は風があったんで。さっきも話しましたけど、風がやっぱあったんで、後半は風下だから絶対不利になるからっていうのも言ってましたし。前半、風上取れたら取れとも言ってたんで。そういう細かいことですけど、そういうのが勝負を分けるんで。それで追い風ですし、どんどん打っていけと、そういう指示も出しました。そうやって相手が嫌がること、もっと嫌がることをできた場面がいっぱいあったんで、それをまだ逃しているシーンがいっぱいある。上から見てたら分かると思うんですけど、そういうところを突き詰めてやっていければ。

選手たちはやっぱり、僕が言ったことに反応してくれるというか、聞いてやろうとはみんなしてくれるんで、そこは選手にすごく感謝します。僕もだから、最初の就任の時に言いましたけど、選手とともにみんなで成長してやっていければいいと思ってます。

今日、(濵名)元希を先発で出しましたけど、本当に素晴らしかったですし、やっぱり成長曲線というか、そういうものがすごいあるなと。僕も自分がやっぱり高校1年生でサテライトリーグに出させてもらって、1試合目は何もできなかったんですけど、2試合目でゴールして。やっぱそういう若い選手っていうのは成長するのは自分が知ってるので。家長のデビュー戦も昔新潟だったんですよ、17歳で、先発かな。

[注釈:元G大阪、現川崎の家長昭博。2004年6月の新潟戦で18歳ながら豪快なミドルを決め、Jリーグ史上初となる2種登録選手によるデビュー戦初得点。決められた新潟のGKは野澤洋輔社長。この試合、大黒監督は2得点。新潟の船越優蔵監督も途中出場している]

だから僕も元希を新潟戦で先発で出そうと(笑)。元希にもああいういい選手になってもらいたいなと、そういう期待を込めて。

ただ、出たことはいいですけど、やっぱりまだゴールとかアシストの結果を残してないので。次はそういうとこにもっとこだわって、チームを勝たせられる選手に、若くてもなっていくような、そこに期待します。

(濵名選手に期待している部分は)

本当に成長してますし、その止める、蹴るもそうですし、元々持ってたドリブルもそうですし。ボール回しもやっているんで、本当にパスもキックもうまくなってます。そういうところはもっと成長してもらいたいなと。まだまだ伸びていくんで。あとは判断ですよね。出して潜っていくとか、当てて潜るとか。今日もやろうとしてましたけど。そういうプレーをもっと出していければいいと思うし。本当に可能性を感じるプレーが多かったです、今日は。

ただ、あとはもう結果ですね。そこで試合を決めれる選手になっていけるかどうか。そこに僕も手助けできるような。もちろん競争なんで、誰が出るかなんて毎週分からないですし、今日も朝9時半まで誰出すか考えてましたから。

(PKで負けてしまったが)

そうですね。やっぱり僕的にはフォワードの選手とか前の選手にいつも先に蹴らせてて。もちろん外そうと思って外した選手はいないですけど、ちょっと情けないというか、正直。後ろの選手が外すのは分かるけど、やっぱり前の選手は決めていかないと。やっぱりそこは責任持って蹴らないといけないですし。なんて言うんですかね。フォワードやねんから、それ入れて当たり前ぐらいのメンタリティでやっぱ蹴らないと、PKは。

ただ、別にそこで選手に怒ったりとかそういうことは僕は無いんで。この前外した(望月)想空が今日入れましたけど、そうやって外してまた次に蹴りに行くメンタリティとか、そういうのすごい大事だと思うんで。だから想空にもう1回蹴らせましたし。前の選手が外してもまた蹴らせようと思ってるんで、試合に出てれば。そういう強いメンタリティを持ってゴールに向かっていってほしいなと思いますけど。

もっと自分でやっぱりゴールを決めるっていう、誰よりもゴールを決めたいっていう、そういう貪欲さというか。僕もあいつらよりゴールを獲りたいというメンタリティは負けないぐらい僕はありますけど(笑)練習とかでも。やっぱりそういうハングリーさというか、負けず嫌いな選手がやっぱ上に行くと思うんで。選手みんなに期待してますし、そういう目で見ています。頑張ってほしいです。

◆個人の方を大きくしたい 船越優蔵監督

(試合の感想と総括をお願いします)

はい。今節でもそうでしたけども、やはり最後はサポーターの力で勝てたなとは思ってますので。今日500人以上、600人以上かな、来てくださったサポーターが、まるでホームのような雰囲気を作ってくれて、それが最終的にPKで勝てたのかなと思っております。

試合の内容に関して言いますと、非常に苦戦した、風の影響もありますけども、ある程度想定はしてたところではあったんですが、後半、プラン的には得点を奪うというプランで進めていて、前半はプラン通りだったかなと思います。ただやはり後半、攻撃のパワーが少しなくなってしまったっていうところは、次節に向けてもう1回考え直さないといけないなと。ただ、最後まで失点せずにゴールに向かっていった選手の姿は本当に頼もしかったなと感じました。

(前半にシュートがなかなか生まれなかった。要因は)

はい。それはおっしゃる通りで、シュートを打たないと点も入らないですし、そこまでどうやって運ぶかっていうところはもっともっと練習して改善しないといけないなとは思います。ただ、前半はある程度、...

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