
福を求めてちんころを購入する来訪者=1月12日、十日町市本町6
「しんこ」と呼ばれる米粉を使って動物などをかたどった縁起物「ちんころ」などを販売する節季市(ちんころ市)が1月12日、新潟県十日町市本町6の越後妻有交流館で開かれた。今年のえとのヘビなど個性豊かなちんころが並び、来訪者が福を求めて買い集めた。
ちんころは、しんこをこねて作る米粉細工で、大きさ3センチほど。日本固有の小型犬「狆(ちん)」が名前の由来とされ、家に飾り、乾燥してひび割れが多くなるほど福を招くとされる。
地元の伝承会など4店がちんころの販売店を構え、オープン前には約300人が列を作った。ヘビや猫、犬などのちんころが店頭を彩り、来訪者は一つ一つ手に取って眺めるなどして、お気に入りの品を...
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