
新潟地裁
上越市で2023年、自営業男性=当時(62)=を殺害し現金が入ったバッグを奪ったとして、強盗殺人罪などに問われた長野県上田市の無職の被告(72)の裁判員裁判の論告求刑公判が1月22日、新潟地裁(小林謙介裁判長)で開かれた。検察側は無期懲役を求刑し、弁護側は殺人罪と窃盗罪にとどまるとして懲役15年を求めて結審した。判決は29日。
検察側は論告で、被告は経済的に困窮しており、被害者を「金を奪う対象」として意識していたと指摘。フード付きの上着や手袋を持参して待ち伏せる計画的な犯行で「助けを懇願する被害者を無慈悲にハンマーで殴打した」と...
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