新潟地検は2月6日、架空の課税仕入れと免税売り上げを計上して税金の還付を受けたとして、消費税法違反と地方税法違反の疑いで、嘉南商事(上越市)の代表取締役の女(51)=上越市=を逮捕した。地検は捜査に支障があるとして、容疑者の認否などは明らかにしていない。

 逮捕容疑は、架空の課税仕入れと免税売り上げを計上して、2019年4月から21年9月末までの2年半の間、消費税と地方消費税を合わせた約1600万円の還付を不正に受けた疑い。

 また同じ方法で21年10月から12月末までの間、計約190万円の消費税還付を不正に受けようとした疑い。税務署が不正な申告として還付を留保した。

 地検によると、嘉南商事は雑...

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