名称が「八十里越天空大橋」に決まった5号橋梁=2025年10月、三条市下田地域(本社小型無人機から撮影)
名称が「八十里越天空大橋」に決まった5号橋梁=2025年10月、三条市下田地域(本社小型無人機から撮影)

 三条市下田地域と福島県只見町を結ぶ国道289号八十里越道路の主要な橋とトンネルの名称が12日、決まった。橋脚の高さが80メートル超と、八十里越の象徴的な存在となる5号橋梁(きょうりょう)は、「八十里越天空(てんくう)大橋」と命名された。

 八十里越道路は、今秋から2027年夏までに開通する見通し。新潟、福島両県の沿線自治体などでつくる「国道(289号)八十里越地点開発促進期成同盟会」が25年秋から、5号橋梁のほか、2号橋梁、8号トンネル、9号トンネルの4施設の名称を募っていた。

 自治体や識者らでつくる名称選定委員会が審査し、立地地域のイメージに合うかどうかといった観点で選考。5号橋梁は「新たな未来へつなげる」との意味合いで、25年4月1日時点で29歳以下の人に限定して応募を呼びかけ、全国から604点が寄せられた。

名称が「八十里越天空大橋」に決まった5号橋梁=2025年10月、三条市下田地域(本社小型無人機から撮影)

 その他の3施設は応募者の制限を設けず、2号橋梁(応募数1103点)は架橋される沢の名称から「馬追(まごい)沢(ざわ)橋」を採用。

名称が「馬追沢橋」に決まった2号橋梁=三条市下田地域(長岡国道事務所提供)

 8号トンネル(同832点)は、かつて鉱山だった丸倉山にちなむ「丸倉トンネル」、県境を通る9号トンネル(同993点)は八十里越を象徴するとして「八十里越トンネル」がそれぞれ選ばれた。

名称が「丸倉トンネル」に決まった8号トンネル=三条市下田地域(市提供)

名称が「八十里越トンネル」に決まった9号トンネル=三条市、福島県只見町の境界付近(市提供)

 いずれの名称も応募者が複数いた。各名称の採用者の中から抽選で、賞金10万円を贈り、八十里越イベントに招待する予定。

 期成同盟会会長の滝沢亮・三条市長は12日、市役所で記者会見し「名称決定を契機に、八十里越開通に向けた機運醸成と、新潟県と福島県の交流がますます促進することを期待している」と話した。...