
急な積雪増で駐車場の除雪に追われる地域住民=2月8日、新潟市中央区
短時間での集中降雪で2月7日に「顕著な大雪に関する気象情報」が発表された新潟市。一夜が明けた8日、雪は小康状態となったが、積もった雪が、住民の生活を直撃した。朝から除雪に追われる人や、交通機関の乱れを受け途方に暮れる人もいた。
大雪の影響で新潟日報朝刊の未配達や遅れが生じています。ご購読者の皆さまに、ご迷惑をお掛けしていることをおわびいたします。2月9日(日)まで新潟日報デジタルプラスで「最新の紙面」を無料公開しています。スマートフォンやパソコンなどでご覧いただけます。ご利用ください。「最新の紙面」はこちらから>>
新潟地方気象台によると、2月8日未明まで激しい雪に見舞われた新潟市中央区では、12時間降雪量が観測史上最大となる50センチを一時記録した。一夜明けた中心部の商業施設「ラブラ万代」近くでも、大人の膝ほどの高さまで積もっていた。勤務先の美容室前を雪かきしていた男性(21)は「久々の大雪で驚いた。予約のキャンセルが多いし、出てこられないスタッフもいて大変だ」と嘆いた。
中央区の女性(32)は前夜、帰宅を諦め、JR新潟駅近くのホテルに泊まったという。「早く家に帰って休みたい」。2月8日朝、バスを待ちながら疲れた表情で話した。
一方、新潟交通の路線バスが各所で大幅に遅れるなど交通機関も混乱。新潟中央署によると、中央区の護国神社近くで倒木が一時、道路をふさいだ。
東区の新潟空港では、国内線を中心に発着便の欠航や遅れが相次ぎ、状況や代替の移動手段などを問い合わせる人が航空会社のカウンターに列をつくった。...
残り776文字(全文:1291文字)