
新潟地裁
福祉施設から送迎する車内で障害のある女性にわいせつな行為を繰り返したとして、不同意性交致傷など六つの罪に問われた新潟市南区月潟の男(44)の裁判員裁判の判決公判が2月21日、新潟地裁であった。小林謙介裁判長は懲役14年(求刑懲役18年)を言い渡した。
判決によると、被告は2019〜23年に計11回、自身が送迎を担当した女性が重度の障害で抵抗するのが困難なことに乗じて車内で乱暴を加え、軽傷を負わせるなどした。
小林裁判長は判決理由で、わいせつな行為を繰り返し、その様子を撮影して編集するなど、被害者の人格や尊厳を顧みない「卑劣」さを指摘。介護職の立場を悪用して犯行を重ねた点も挙げ、「看過しがたい...
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