
施政方針演説を行う渡辺竜五市長=28日、佐渡市議会
新潟県佐渡市議会2月定例会が2月28日に開会し、渡辺竜五市長が2025年度の施政方針演説を行った。「佐渡島(さど)の金山」の世界遺産への登録などを「最大の好機として活用する」と強調。年間観光入り込み客60万人を目指し、国内外に佐渡のファンを増やすことで移住・定住へつなげる施策を進める考えを示した。
渡辺市長は「世界遺産を核とした佐渡独自の歴史的・文化的価値の積極的な情報発信を行い、認知度向上を図る」と意欲を述べた。体験型のコンテンツを作り、長期滞在やリピーターを増やすことで旅行需要の底上げを図るとした。
最重要課題とする労働力確保では、昨年発足した官民連携の協議会を強化し、「多様な人材が活躍...
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