新潟地裁
新潟地裁

 元交際相手の女性を殺害しようとしたとして、殺人未遂と銃刀法違反の罪に問われた新潟県燕市新生町、無職の男(23)の裁判員裁判の論告求刑公判が3月17日、新潟地裁(小林謙介裁判長)であり、検察側は懲役6年を求刑した。弁護側は執行猶予付きの判決を求め、結審した。判決は19日。

 検察側は論告で、元交際相手への恋愛感情が満たされず、無理心中に巻き込もうとした被告の身勝手さを指摘。「わずかでもナイフの角度や向きが違えば死に直結していた、極めて危険な犯行態様だ」と非難した。

 弁護側は事実関係は争わないとした上で、行為には感情や行動が不安定な「境界性パーソナリティー障害」が影響したと主張。更生施設で適切な支...

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