幕末期の新発田藩の動向について紹介する資料が並ぶ展示会=新発田市中央町4
幕末期の新発田藩の動向について紹介する資料が並ぶ展示会=新発田市中央町4

 幕末から明治維新までの新発田藩について紹介する展示会が、新潟県新発田市中央町4の市立歴史図書館で開かれている。黒船来航から明治初期までの絵図や文書など約40点が並ぶ。

 毎年恒例の冬季通常展。今回は2024年秋公開された戊辰戦争下の新発田藩を舞台にした映画「十一人の賊軍」の撮影で使用された江戸後期の越後国地図原本を展示。黒船来航時の瓦版や新発田藩士が写した幕末の世界地図などもある。

 新発田藩の江戸家老・窪田平兵衛が京都で情報収集していた様子を記した記録もあり、新発田藩が国内外の情報を収集していたことがうかがえる。新発田市立歴史図書館の担当者は「新しい時代を迎えるまでの新発田藩の姿に思いを巡らせ...

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