
天狗の谷で見頃を迎えたミズバショウ=新潟市西蒲区仁箇
新潟市西蒲区の角田山麓で、ミズバショウが見頃を迎えた。小雪が舞って冷え込んだ31日も、湧き水が流れる湿原には花を包む純白の苞(ほう)が映え、春の訪れを告げていた。
群生地は柿畑が広がる一角の「天狗(てぐり)の谷」と呼ばれる湿地帯にある。谷底の水路に沿うように自生するミズバショウは市の天然記念物に指定されており、谷へ降りる階段や手すりは地域住民の手で整備されている。
今年は例年並みの3月20日ごろに開花。寒い日が続いた影響で、4月10日ごろまで見頃が続くという。
周辺を案内している北国街道まち歩きガイド(77)は「高原に咲くミズバショウと違い、静かで薄暗い谷に白い苞が目立っていい雰囲気だ」とほ...
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