
「開業10周年記念号」で使用される、しなの鉄道の車両(同社提供)
えちごトキめき鉄道(上越市)としなの鉄道(長野県)は5月3日、直江津-長野を往復する「開業10周年記念号」を運行する。北陸新幹線開業で分離された同区間の直通列車が、10年ぶりに復活する。
直江津-長野はかつて、JR信越線として特急「あさま」「みのり」などが走行していた。2015年の北陸新幹線開業に伴う経営分離で、直江津-妙高高原がトキ鉄の「妙高はねうまライン」、妙高高原-長野がしなの鉄道の「北しなの線」となった。両社間では観光列車による相互乗り入れはあったが、通常運行で直江津-長野を直行する列車はなかったという。
今回は、両路線の開業10年に合わせて企画された。しなの鉄道の車両を使った4両編成で、うち2両は旅行商品として60人を募集する。車内では、...
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