
ゆざわ魚沼タクシーが運行する日本版ライドシェアの車両=湯沢町
花角英世知事の2期目の任期満了まで、9日であと半年となった。東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題に注目が集まるものの、人口減少や医療、農業、防災など待ったなしの課題は他にも山積している。花角県政の2期目の政策を中心に点検し、新潟県の現状を考える。(7回続きの3)
<2>農業“コメ依存”から脱却へ、園芸「1億円産地」倍増目指すも道半ば…
湯沢町の男性(55)は自営業の傍ら、空き時間にライドシェアの運転手として働く。
10月のある日、スマホに配車予約が入った。指定された地点に着くと、東京都から仕事で滞在していた男性2人が乗り込んだ。「湯沢町でも配車アプリが使えるのか。便利だ」
湯沢町は冬季に観光客や訪日客が増え、慢性的にタクシーが不足している。交通需要に対応するため、...
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