釣り人に「楽園」を、障害者らに「休息の場」を…ターゲット絞った宿泊施設、佐渡に相次ぎオープン！

　釣り愛好者や高齢者らにターゲットを絞った宿泊施設が４月、佐渡市で相次いでオープンした。釣り船も営む山田屋釣具店（沢根五十里）は、店舗の近くに釣り客向けの設備のあるゲストハウスを整備した。一般廃棄物処理業の親和興業（新穂長畝）は、障害者や高齢者の中長期滞在を想定し、会社の敷地内にあるバリアフリーの住宅を１棟貸しする。

◆釣った魚を気兼ねなく調理、山田屋釣具店「アングラ―」

　山田屋釣具店の経営者、三井宏志さん（５８）がオープンしたゲストハウス「アングラー」は、英語で釣り人の意味。近所の知人の２階建ての民家を購入し、改装した。「釣った魚の下処理、調理を気兼ねなくできる宿がほしい」との顧客ニーズに応えた。

　玄関前には、屋根付きのシンクがあり、雨天時でも釣...