
柏崎市の中世遺跡の出土品を展示する企画展=新潟市秋葉区金津
柏崎市の中世遺跡の出土品を紹介する企画展が、新潟市秋葉区金津の県埋蔵文化財センターで開かれている。全国で2例目の出土となった金箔(きんぱく)付きの木製塔婆など、国道8号柏崎バイパスの建設に伴う発掘調査で見つかった遺物や資料を公開している。
バイパス工事に伴う発掘調査は1996年から断続的に行われている。展示は貴族中心の社会から武家社会へと移り変わる中世の生活と信仰に焦点を当てる。
塔婆は故人の冥福を祈るため墓の後ろなどに立てる板で、金箔付きは調査遺跡の中で最大の集落跡である丘江(おかえ)遺跡から出土した。鎌倉、室町時代の水田のあぜから見つかっており、...
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