
佐渡市選挙管理委員会は来年6月の県知事選から、100カ所ある投票所を再編するため、地域住民との協議を始めた。人口減少で地元から選ぶ投票立会人の確保が難しくなっていることなどから、有権者が少ない投票所20カ所を対象に検討を進める。既に地元同意を得た8カ所は今夏の参院選から前倒しで廃止する方針。再編が決まった地域では、地域に出向いて投票を受け付ける「移動期日前投票所」を設けるなどして投票機会の確保に努める。
投票所の大幅な削減は、市町村合併後の2007年の県議選で10カ所減らして以来となる。
今回再編対象としたのは有権者がおおむね100人未満の投票所。最小で有権者が26人の投票所もあり、地域から...
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