
夏場所が始まる前日に開かれた優勝額贈呈式で、握手を交わす田海哲也総監督(左)と大の里=東京都墨田区の両国国技館
大相撲夏場所で糸魚川市の能生中、海洋高出身の大関大の里=本名中村泰輝(だいき)=が2場所連続の優勝を遂げ、横綱昇進を確定させた。大の里を中高6年間指導した海洋高相撲部総監督の田海(とうみ)哲也さん(64)は26日、「横綱という立場がさらに彼を成長させるはず。日本中から愛される横綱になってほしい」と期待した。
大の里が優勝を決めた13日目の取組を両国国技館で見守った。大関琴桜との大一番は「完璧な相撲だった」とし、優勝を決めても淡々とした姿に「頼もしさを感じた」と話す。千秋楽や表彰式も現地で見守り、4度目の賜杯を手にする姿を目に焼き付けた。「グッとくるものがあった。涙が出そうだったが、我慢した」と笑顔で語る。
指導した6年間は「正しいことを...
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