
インタビューに答える貴乃花光司さん
1990年代に大相撲で空前の「若貴ブーム」を巻き起こし、史上6位の優勝22度で一時代を築いた第65代横綱の貴乃花光司さん(53)=本名花田光司=がこのほど共同通信の取材に応じ、独自の「横綱論」を語った。没後20年となった父で師匠の元大関貴ノ花への思いや自身の近況など、その胸中に迫った。
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◆「優勝できるうちにしまくったほうがいい」
貴乃花光司さん(53)が2018年秋に日本相撲協会を退職してから7年となった。令和の大相撲は大の里(海洋高校出)と豊昇龍の両横綱が東西に並び、9月の秋場所では優勝決定戦で熱戦。「平成の大横綱」は横綱初制覇を遂げた大の里に熱い視線を送る。
「まず大きい。背丈があって、...
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