新潟地裁
新潟地裁

 実母に暴行し死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた三条市の無職の女(56)の裁判員裁判の論告求刑公判が28日、新潟地裁(小林謙介裁判長)であり、検察側は懲役5年を求刑した。弁護側は執行猶予付きの判決を求めて結審した。判決は6月2日。

認知症の母にいらだち「エスカレートしていった」…三条市・傷害致死事件の被告の女、暴行理由語る

 検察側は論告で、被告は認知症の母親を昼夜を問わず世話していたわけではなく、負担は限定的だったと指摘。「暴行をやめるよう懇願し、抵抗する母親に暴行を続けた」と非難した。

 弁護側は事実関係は争わないとし、「認知症の母親とのやりとりでストレスが積み重なっていた」と強調。被告が...

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