
新潟地裁
実母に暴行し死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた三条市の無職の女(56)の裁判員裁判の被告人質問が27日、新潟地裁(小林謙介裁判長)であり、被告の女は認知症の母親の言動にいら立ち、暴行に及んだと語った。
・認知症の母に課した感想文に不満抱き…三条市の傷害致死で初公判
弁護側の質問で被告は、認知症の進行を防ぐため、母親に新聞記事を読んでの感想を書かせていたと説明。「助言してもすぐに忘れられるなど、毎日同じことの繰り返しで口論になり、エスカレートしていった」と暴行に至った理由を語った。
事件前に母親に暴行したことが「3回くらい」あったとしたほか、精神的に追い詰められながら親族らに助けを求めなか...
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