
「シネ・ウインドに行くことも、上映も楽しみ」と語る甫木元空監督
東京・吉祥寺にあった映画館と、その灯をともし続けた家族の映画「BAUS 映画から船出した映画館」が6月7日、新潟市中央区の新潟・市民映画館シネ・ウインドで上映される。甫木元(ほきもと)空監督(33)は「親子3代の伝記で、90年にわたる大河ドラマのような壮大な物語」と語る。
舞台となった吉祥寺バウスシアターは映画や演劇、落語など「面白いことは何でもやる」というコンセプトを掲げ2014年の閉館まで、多くの人々に愛された。吉祥寺初の映画館「井の頭会館」や、バウスシアター前身の「ムサシノ映画劇場」の歴史も含め、時代に翻弄(ほんろう)される映画館を切り盛りする家族の歩みや、...
残り517文字(全文:803文字)