
県議会は7日、第104代の議長に自民党の青柳正司氏(70)=新潟市北区=、副議長に同じく自民の笠原義宗氏(50)=新潟市南区=を選出した。
議長選挙は投票総数53票のうち、青柳氏が52票で白票が1票。副議長選挙は笠原氏が34票、未来にいがたの大渕健氏=新潟市西区=が19票だった。
終了後、県庁で記者会見を開いた青柳氏は、東京電力柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は主に関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に、6号機は2025年に全ての審査に「合格」した。7号機は2024年6月に技術的には再稼働できる状況が整った。の再稼働問題について「県民の関心は高い。活発な議論ができるよう調整役として取り組む」と述べた。笠原氏は「自由闊達(かったつ)な意見を交わし、合意を得ることが議会に求められている。開かれた分かりやすい議会を目指す」と語った。の再稼働東京電力福島第1原発事故を踏まえ、国は原発の新規制基準をつくり、原子力規制委員会が原発の重大事故対策などを審査する。基準に適合していれば合格証に当たる審査書を決定し、再稼働の条件が整う。法律上の根拠はないが、地元の自治体の同意も再稼働に必要とされる。新潟県、柏崎市、刈羽村は県と立地2市村が「同意」する地元の範囲だとしている。問題について「県民の関心は高い。活発な議論ができるよう調整役として取り組む」と述べた。笠原氏は「自由闊達(かったつ)な意見を交わし、合意を得ることが議会に求められている。開かれた分かりやすい議会を目指す」と語った。
県議会では今年3月、経済産業省資...