日本を代表する影絵作家の藤城清治さん(101)のサイン会が16日、新潟市中央区の新潟日報メディアシップで開かれた。メディアシップで開催中の藤城さんの作品展「藤城清治よろこび叶(かな)う影絵と版画展」(新潟日報社主催)に合わせて行われた。約50人のファンが、藤城さんにイラストボードや書籍にサインをしてもらい、笑顔でお礼を述べていた。
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藤城さんは冒頭、「100歳を超えて自分でも驚いているが、長い間、生きる喜びをテーマに楽しみながら描いてきた。今後も創作に励みたい」とあいさつ。黒と赤のサインペンで、自分の飼いネコ「アビー」や小人などのイラストを1枚1枚、丁寧に描き、サインを入れていった。
30年来の大ファンという新発田市の教員女性(55)は「藤城先生のメルヘンチックな作品にとても癒やされている。サインは一生の宝物にしたい」と感激した様子だった。
サイン会は、17日も行われる。展覧会は9月7日まで。午前10時〜午後4時(最終入場は午後3時半まで)。一般800円、中・高校生500円、小学生以下無料。