
洋上風力発電事業が予定される村上市・胎内市沖=3月、胎内市桃崎浜
三菱商事は27日、秋田、千葉両県沖の3海域で進めてきた洋上風力発電所の建設計画から撤退すると発表した。新潟県では、村上市と胎内市の沖合に、三井物産などによる特別目的会社が、2029年6月の稼働を目指して洋上風力発電事業を進めている。洋上風力の先頭を走っていた三菱商事連合の撤退表明について、地元の建設業者などは「こことは事業主体が違う」と、冷静に受け止めた。
村上胎内沖の事業を担う、特別目的会社を構成する三井物産など3社は、政府が全国の適地を指定して行った第2弾公募で選ばれた。秋田、千葉など先行地を対象に行われた第1弾公募で三菱商事が落札を総取りしたことを受け、...
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