人口減少問題に取り組む県民会議で危機意識の共有を呼びかける花角英世知事=4日、県庁
人口減少問題に取り組む県民会議で危機意識の共有を呼びかける花角英世知事=4日、県庁

 全県で人口減少問題に取り組むため、産学官で対策を協議する県民会議が4日に発足し、新潟県庁で初会合を開いた。新潟県は2024年の出生数が1万人を割り込むなど人口減少が加速している。オール新潟で危機感を共有し、人口減少対策を推し進めることで一致した。

 会議は、産学官などの幅広い枠組みで人口減少対策を考える仕組みとして、花角英世知事が設置を検討していたもの。危機意識を共有し、知恵を出し合うことで打開策につなげる狙いがある。産業、教育、福祉の団体や金融機関など県内の56団体が参加した。

 10月以降「働き方と職場環境の改革」「結婚への若者の意識」をテーマにワーキンググループをつくり、若者らの意見を聞い...

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