
新潟地裁
顔見知りの男性を殺害する目的で男性宅に火を付けようとしたとして、殺人未遂と現住建造物等放火未遂の罪に問われた上越市安江1、無職男(57)の裁判員裁判の初公判が8日、新潟地裁(小林謙介裁判長)で開かれた。弁護側は、被告に殺意はなかったとして殺人未遂罪は成立しないと主張した。
起訴状によると被告は昨年3月、近所の50代男性宅に放火して殺害しようと、男性が住むアパートの郵便受けから灯油を注ぎ込み、火を付けようとしたとされる。被告は当時、心神耗弱の状態だったともしている。
検察側は冒頭陳述で、被告が事件前に深夜に洗車していた際、男性から注意されたことへの復讐(ふくしゅう)のため、人目のつかない深夜に...
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