
岩船港に停泊する粟島汽船のフェリー「ニューあわしま」=村上市
粟島浦村の脇川善行村長が1期目の任期満了(2026年9月14日)まで1年を切った。粟島と本土を結ぶ第三セクターの粟島汽船は、新型コロナウイルス禍でダメージを受けて赤字が続く。就任時から職員不足への対応に追われた脇川村長が、観光振興などで自身のカラーを出せるのか注目される。
粟島浦村などが出資する粟島汽船は、脇川村長が副社長を務める。2024年9月期の債務超過額は3億4500万円と厳しい経営状況にある。
ウイルス禍の影響は深刻で、汽船の輸送人員は...
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