ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まり、記者会見場で花束を受け取る大阪大の坂口志文特任教授(右)=6日、大阪府吹田市
ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まり、記者会見場で花束を受け取る大阪大の坂口志文特任教授(右)=6日、大阪府吹田市
ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まり、記者会見する大阪大の坂口志文特任教授=6日、大阪府吹田市
ノーベル生理学・医学賞を坂口志文大阪大栄誉教授(モニター右)らに授与すると発表した記者会見=6日、ストックホルム(共同)

 【ストックホルム共同】スウェーデンのカロリンスカ研究所は6日、2025年のノーベル生理学・医学賞を、体内の過剰な免疫反応を抑えるリンパ球の一種「制御性T細胞体を病気から守る免疫細胞の一種。体内で免疫反応が過剰に働くのを抑える役割を持つ。胸腺で作られるため、英語「THYMUS」の頭文字をとってT細胞と呼ばれる。T細胞には、体内に侵入した病原体を攻撃する際の指揮官役となる「ヘルパーT細胞」、ウイルスに感染した細胞を殺して排除する「キラーT細胞」といった種類があり、制御性T細胞はブレーキ役を担う。きちんと機能しないと免疫が自分自身を攻撃する「自己免疫疾患」などが生じるが、働きを調整できれば、がんなどの治療に役立つと考えられている。(共同)」を発見した坂口志文大阪大特任教授(74)と...

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