史上初の県勢対決となった19日の第153回北信越高校野球大会決勝は、終盤の猛攻で帝京長岡高が接戦を制し、応援団は「夢みたい」と喜び合った。来春の選抜高校野球大会への初出場を確実にした帝京長岡と、有力になった日本文理。両校のスタンドが最後にエールを交換してたたえ合った。
帝京長岡高のスタンドは、野球部員や保護者ら約120人が、序盤の劣勢をものともしない応援で選手たちを勇気づけた。
声援を送り続けると、継投した今大会初登板の西脇駆(かける)投手(17)が安定した投球で流れを引き寄せた。「信じて起用してもらった場面で、いつも通りの投球ができた」と父秀典さん(53)は目を細めた。
同点で迎えた八回に...
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