旧新潟市内が選挙区の衆院新潟1区では、立憲民主党現職の西村智奈美氏(54)に、自民党の前参院議員、塚田一郎氏(57)が挑む与野党対決が軸になりそうだ。ただ、不祥事で自民を離党した比例北陸信越の現職、石崎徹氏(37)も出馬の意思を崩しておらず、三つどもえの戦いとなる公算が強まっている。1区の勝敗は都市部に比較的多い無党派層の動向に影響されてきたこともあり、3氏とも無党派への浸透を意識した活動に知恵を絞っている。

◆立民・西村氏、野党連携進め連勝狙う

 4月24日、新潟市中央区で開かれた立民県連の常任幹事会。県連代表の西村氏は現政権の新型コロナウイルス対応を批判した上でハッパを掛けた。

 「衆院解散・総選挙があと半年のうちにあるのは確実...

残り1308文字(全文:1608文字)