
県内最多の5人が立候補した新潟1区の開票作業=8日午後9時過ぎ、新潟市中央区の市体育館
8日投開票の衆院選は、自民党が14年ぶりに県内で全勝し、5議席を奪還した。高い支持率を保つ高市政権の追い風を背に、幅広い世代に浸透。野党が強いとされる無党派層も切り崩した。ただ、「高市人気」という風頼みの選挙は政策論争をぼかし、本県の重要課題を置き去りにもした。衆院議員が2人から5人に増える本県自民は今後、存在感を発揮して公約の実行力が試される。
一方、立憲民主党と公明党による新党で挑んだ中道改革連合は与党との対立軸を示せずに自滅。小選挙区で全敗したが、比例復活でかろうじて議席を確保した。マイナスからの船出となり野党連携を含めた体制の立て直しが急務となる。
「高市政権の信任を問う選挙。政権を担えるのは自民党しかない」。12日間の選挙期間中、県内の自民候補は口々にそう連呼し、政権選択の争点化を狙った。
新潟日報社が加盟する共同通信社の期日前の出口調査(7日時点)では、各選挙区で投票した人のうち、高市政権を支持する人の割合は支持しない人の倍以上を占めた。世代別でも10代〜60代の幅広い世代で自民候補が先行し、県内でも高市人気を裏付けた。
ただ、冬の選挙で街宣の反応が鈍く、自民陣営は勝利の手応えをつかみ切れずにいた。自民県議の一人は報道各社が自民伸長と伝えた世論調査を踏まえ、首をかしげていた。...
残り617文字(全文:1170文字)












