「島の推しごとグランプリ」のチラシ。エントリーした事業所で働く人たちの写真が載っている
「島の推しごとグランプリ」のチラシ。エントリーした事業所で働く人たちの写真が載っている

 佐渡市は、市内で働く人の中から応援したい「推し」を選んで投票してもらう「島の推(お)しごとグランプリ」を初開催している。エントリーした15事業所に、地元高校生がインタビューした内容を市のホームページに掲載。島での暮らしや仕事の魅力を発信し、就業促進につなげる狙いだ。

 市の人口は毎年約千人減少しており、このうち生産年齢人口(15〜64歳)は約770人減と顕著で、市内企業は慢性的な人手不足に苦しんでいる。進学などで約9割の若者が島外に出て、島に戻らないことも一因。普段接する機会の少ない企業の認知度を高め、将来の就職先として考えてもらおうと企画した。

 エントリーした事業所の業種は、...

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