
大野公彦氏
サトウ食品新潟アルビレックスランニングクラブが、個人や企業が支える陸上クラブとして2005年4月に設立されてから20年がたった。国内トップクラスの選手を受け入れるほか、大会運営やジュニア育成などを手がけ、陸上界で存在感を増している。運営会社「ARC」の大野公彦社長(47)に課題や展望を聞いた。(運動部・河野雄也)
-どのような理念で発足したのですか。
「陸上は大企業がチームを持つ実業団方式が主流。陸上でもサッカーのアルビレックス新潟のように、多くの人に支えられるクラブを日本で初めてつくろうと発足した」
「今思うと絵に描いた餅だった面もある。陸上にはサッカーのように観戦型の興行でクラブを成り立たせるモデルはなじまない。まずは会社経営をどう成り立たせるかを模索した」
-経営状況はどう推移してきましたか。
「発足後まもなく、...
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