契約業務のDX推進へ――オーエムネットワーク株式会社、電子契約システム「クラウドサイン(CLOUDSIGN)」を導入

オーエムネットワーク株式会社
～お客様との契約体験をより快適に。印紙・郵送コストの削減と、スピーディーな契約締結を実現～

業務システム開発を手掛けるオーエムネットワーク株式会社（本社：新潟県新潟市中央区、代表取締役社長：山岸真也）は、契約業務のデジタル化と効率化を目的として、電子契約サービス「クラウドサイン(CLOUDSIGN)」(弁護士ドットコム株式会社提供)を導入いたしました。

2025年10月より本格運用を開始し、すでに「R-Shift」「R-Kintai」など自社サービスの契約業務に
おいて成果を上げています。
クラウドサイン導入により、これまで紙の契約書で発生していた郵送費や収入印紙代の削減、
さらに契約書の一元管理による確認スピードの向上など、複数の業務課題を一挙に解決しました。
この取り組みは、「お客様との契約体験をより快適にしたい」という想いを、具現化する第一歩と
なります。

導入の背景：紙文化の壁を越え、スピードと信頼性を両立へ

契約締結の際、これまでは紙の契約書を印刷・捺印・郵送し、
相手方の確認・返送を経て契約が成立するまでに数日から数週間を
要していました。
特に複数部署の確認や承認が必要なケースでは、
**「確認中」「押印待ち」「返送待ち」**といった状態が続き、
契約完了までの時間がビジネススピードを阻害する要因になって
いました。

また、紙の契約書には印紙税コストが発生し、契約件数の増加に伴い年間コストも膨らんでいました。
さらに、電子と紙それぞれで保管方法が異なるため、過去契約の検索・確認に時間がかかるなど、管理面でも大きな負担がありました。

「導入したい」という声は1年前から

「必要なのはわかっているが、誰が旗を振るのか」――

実は、契約の電子化に関する話題は、1年ほど前から社内で上がっていました。しかし、当時は、
「どの部署が主導して進めるのか」が
あいまいなまま、具体的な検討が進まない時期が続いていたのです。

お客様からも「電子契約で対応してほしい」という要望が増え、社外環境の変化も感じていました。
そうした状況の中で、お客様をお待たせしたくないと考える私たちにとって、契約の電子化は避けて
通れないテーマになっていました。

自分たちの意志で変化を起こす――危機感と決意
「このままでは、社外から求められるままに、何となくシステム選定する流れになるかもしれない。」
そんな危機感が社内に広がりました。だからこそ、「自分たちの手で、納得できる形で進めよう」と
いう思いが生まれ、各部署が連携して検討を進めることに。
こうして、単なるシステム導入ではなく、“自らの意志でDX化を推進するプロジェクト”として
動き出したのです。この主体的な取り組みが、大きな原動力となり、よりスピード感のある営業活動と
お客様対応を実現するために、電子契約システム「クラウドサイン」の導入を決定するに至りました。

導入の目的：時間・コスト・人の“ムダ”をなくす3つの改革

クラウドサイン導入により、次の3つの改革を実現することを目指しました。

- 契約締結スピードの飛躍的な向上
メールやブラウザ上で契約締結が完了するため、これまで数日かかっていた契約が最短で数分に短縮。営業活動や開発プロジェクトのスタートを遅らせることなく、迅速に次のアクションへ進むことが可能になりました。

- 事務負担と人件費の大幅削減印刷・押印・郵送といった作業が不要となり、郵送担当者や管理担当者の作業時間を大幅に削減。これにより、「作業に追われる人」から「付加価値を生み出す人」へ、社員の時間の使い方が変わりました。

- 契約書の一元管理とリスクの低減契約書はクラウド上で安全に保管・検索でき、閲覧や承認も権限管理のもとでスムーズに行えます。紛失や管理漏れといったリスクを抑えつつ、監査対応や社内確認も効率化されました。

導入効果：スピードと効率、そして信頼を手に入れる

2025年10月より本格運用を開始して以来、「R-Shift」「R-Kintai」に関する契約業務を中心に
運用を進めています。導入からわずか数週間で、以下のような効果が明確に表れました。

- 契約締結スピードが平均3倍以上に向上従来3～5営業日を要していた契約が、最短で即日締結できるようになりました。営業担当からは「お客様をお待たせしない提案ができるようになった」との声があがっています。

- 郵送代・印紙代・人件費の削減郵送コストがゼロとなり、年間数十万円単位のコストカットを実現。さらに、印紙税が不要になることで、契約ごとの経費も軽減。
これらが積み重なり、業務効率とコスト削減の両立を実現しました。

- 契約書の確認スピードが劇的に向上紙を探す手間やファイル管理の煩雑さを解消、検索すればすぐに契約書を確認できる環境を構築。社内の情報共有やトラブル防止にもつながっています。

セールス部コメント：
運用の見直しを進めつつも、契約締結のスピードは格段に上がり、格納や管理にかかる事務負担が軽減されています。
今後もよりスムーズな契約フローを目指して運用を改善していきます。

今後の展望：契約のDXを全社へ、そしてお客様との信頼をさらに深く

今後、クラウドサインの活用範囲をセールス部以外にも拡大し、他部署や関連サービスなど、あらゆる契約業務をオンラインで完結できる体制を構築していきます。
また、社内フローの自動化や承認プロセスの効率化など、より高度なDX化を段階的に推進予定です。
「システムの力で人の時間を取り戻す」ことを使命に、これからもデジタル技術を活用してお客様との信頼関係を深化させ、ビジネスのスピードとクオリティを両立させていきます。

【会社概要】
会社名：オーエムネットワーク株式会社
所在地：新潟県新潟市中央区
代表取締役社長：山岸真也
事業内容：業務システム開発
　　　　　シフト管理システム「R-Shift」
　　　　　勤怠管理システム「R-Kintai」
提供Web：https://www.omnetwork.co.jp/