3月1日に「イオンとやの店」に店名を変更する「清水フードセンターとやの店」=30日、新潟市中央区
3月1日に「イオンとやの店」に店名を変更する「清水フードセンターとやの店」=30日、新潟市中央区

 新潟市内で食品スーパー「清水フードセンター」を運営するイオンリテール北関東・新潟カンパニー(埼玉県)が、同店の名称を「イオン」に変更することが30日、分かった。運営する10店舗のうち2店舗を閉店、8店舗を3月1日にイオンへ衣替えする。ブランドの統一に伴い、70年近く続いた「清水フードセンター」の名が消えることになる。

 店名を変更するのは、清水フードセンターとやの店(新潟市中央区)や東中野山店(新潟市東区)など8店舗。老朽化する河渡店(新潟市東区)が31日、小針店(新潟市西区)が2月28日にそれぞれ閉店する。両店舗の従業員は近隣の系列店舗に転籍する。

 清水フードセンターは、1957年に新潟市古町に本州日本海側初のセルフサービス方式スーパーとして開店。2015年にイオンリテールが、清水フードを運営していた清水商事(新潟市中央区)を子会社化。23年の合併に伴い清水商事は消滅したが、店舗の建て替えや改装などをした一部を除き、多くの店舗で清水フードの名を残していた。

 近年、県内の食品スーパー業界は人口減を背景に競争が激化。イオンへのブランド統一を経て、店舗配置を含めた戦略の再構築を進めるとみられる。イオンリテール北関東・新潟カンパニーの河股良行・新潟SM事業部長は「今後はエリアごとに、さまざまな業態の店舗を適正に配置する。使い分けてもらうことで、一層のシェア拡大を図りたい」と話した。

 イオンリテールは昨年、新潟市北区に物流機能を備えた「イオンフードサプライ新潟センター」を新設。清水商事から引き継いだ食品加工を集約し、イオン系列の県内店舗にも総菜などの供給を行ってきた。

 2店舗の閉店により、県内のイオン系列店舗は総合スーパー13店舗、イオンやイオンスタイルなど食品スーパー27店舗の計40店舗となる。

◆進むスーパー再編、競争激化 関係者「M&Aの本番はこれから」

 70年近く親しまれてきた「シミフ」の看板が消える。...

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