3人の子どもたちと過ごす髙橋翔一さん、友紀さん夫妻=新潟市西区
3人の子どもたちと過ごす髙橋翔一さん、友紀さん夫妻=新潟市西区

 新潟市の中原八一市長(66)の2期目の任期が残り1年を切った。公約で「新潟の明るい未来を切り開く」と掲げ、子育て支援や拠点性向上などに注力。一方で、2024年1月の能登半島地震の復旧対応に追われ、公共交通網維持への模索が続く。中原市政の3年間を振り返り、成果と課題、「これから」を見つめる。(4回続きの4)

 新潟市西区の髙橋友紀さん(35)は、夫の翔一さん(34)と共に5歳、4歳、0歳の3人の子育てまっただ中だ。上の2人はやんちゃ盛り。自宅リビングには元気な声が響く。

 一家は2021年、市外から友紀さんの地元の西区に引っ越してきた。昨年、友紀さんが第3子を授かった際は、市の妊産婦医療費助成制度を活用した。

 この制度を拡充することは、...

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