2026年の干支(えと)は丙午(ひのえうま)。江戸時代から、丙午生まれの女性には「気性が激しい」「嫁ぎ先に不幸をもたらす」といった日本特有の迷信がつきまとった。前回の丙午である1966年には出生数の激減をもたらした。何かとネガティブなイメージで語られてきた「丙午の女性」自身は、この迷信とどう向き合ってきたのか。この60年間、女性が人生を切り開いてきた道筋をたどる。

鈴木保奈美さん「私たちは恵まれた世代」

 1966年生まれの俳優・鈴木保奈美さんに聞いた。

鈴木保奈美さん

 丙午(ひのえうま)を初めて意識したのは小学校に上がる前くらい。母が「江戸時代にね…」と、由来とされる「八百屋お七」の話をしてくれました。ただし「結婚できないかも」という深刻な話ではなく、...

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