【第２回テーマ　アドバイス編】子育ての悩み…、こんな時どうしてる？　専門家からのアドバイスと11月の投稿をご紹介

　子育ては楽しみいっぱい！ でも悩みもいっぱい… そんな悩みに、皆さんが実践している工夫・アイデアをみんなで共有して考えるのがこのコーナー。
　「アドバイス編」では、子育てに関わる人や子どもたちを応援するマミーズネット理事長・中條美奈子さんのアドバイスをお届けします。また、読者の皆さんからもお悩み攻略法をご投稿いただきました。併せて紹介します。

♡中條美奈子さん（マミーズネット理事長）からのアドバイス

■スマホに夢中になるのは当たり前

　世界中の知恵を結集して楽しめるように作られたコンテンツが入っているスマホ。子どもたちが夢中になるのは当然でしょう。だからこそ泣いている赤ちゃんもスマホをみせると黙ってしまう。子どもがじっと見入ってくれている間に親は用事を済ませたりできる。一方で放っておけばいつまでも夢中になります。

■我が家と「スマホ」の付き合い方を決める

　まずは大至急、パパママで話し合い「スマホ取り扱いの我が家の方針」を決めておきましょう。どんな場面なら子どもに使わせるのか。どのくらいの時間ならいいのか。何を見せるのか。適切な使い方を決めます。大まかに二人で同意ができているくらいでいいですよ。細かく決めすぎると守れなくなります。この「我が家の方針」はこどもの成長に応じて見直しをかけていきます。赤ちゃんのうちは大丈夫と先送りせずに。赤ちゃんにも意思がありますから、突然取り上げられた、使わせてくれないなどという事態には全力で抗議してきます。物心がついたら考えよう、では遅いです。

■「依存」を防ぐには

　おとなでも抜け出せずついつい見てしまうスマホです。吸収力の高いこどもたちが簡単には抜け出せないのは当然です。ではどうしたらいいのでしょう？
　リアルでの楽しい体験をたくさんすることです。体を動かし、五感を使って遊ぶ楽しさを存分に体験しておくことです。スマホの世界以上に楽しいことがあると知っていれば「依存」状態にはなりません。特別な場所に行く必要はまったくないのです。家の中でも近所の公園でも、子供と一緒にスマホ抜きで遊ぶ時間をたっぷりとり、楽しみましょう。パパやママと一緒に何かできるのはこどもにとって最高にうれしいのです。リアルで実感した楽しさはバーチャルに勝ります。

■子育てひろばや支援センターなどの親子の居場所を活用する

　親子が一緒に遊ぶ施設なので、こどもが騒いでも泣いてもほかの人に気を遣う必要がありません。また同じ月齢・年齢の子に出会える場所です。首が座り始めた赤ちゃんでもほかの赤ちゃんに興味をもって目で追いかけるほど、子どもたちは仲間が大好きです。こどもにとってよい刺激になり、スマホなどなくてもせっせと遊びます。リアルな体験の場としてとても有効です。親も自分と同じ子育て中の人や、スタッフとの会話を楽しんでみてはいかがでしょう。近くにある子育て支援の施設は、お住いの市町村のHPに載っています。

新潟県内の情報は以下からも調べられます。
・こむすび県にいがた【妊娠・出産・子育て情報サイト】　子育て支援施設検索
・NPO法人子育てひろば全国連絡協議会　各地のひろば

 

読者の皆さんからのアドバイス

｜にゃんこさん（30代　女性）｜
①「スマホは目が悪くなるから、○時までだよ。○時になったらお外で遊ぼうね」という感じで利用時間を決める。②家にいる場合は目の負担を考え、スマホよりはTV画面のほうが大きいためそちらに誘導する（TV画面でも利用時間は決める）。

｜ごえもんさん（40代　男性）｜
使う前に時間、使い方の約束をしてから使うようにしていました。
また結構大きくなるまで一人では触らせないようにしていました。

｜なかじさん（40代　女性）｜
「スマホも疲れているんだよ。休憩させてあげようね。」
ずっと〇〇ちゃんに見つめられていたら、スマホも疲れるよ。ちょっと休憩させてあげよう！ と子供にうながすのはどうでしょうか？ スマホをうつぶせにして、タオルとかをお布団に見立てて、寝かせてあげて、もしだったらトントンして、掛布団までかけてあげたらどうでしょう？スマホが寝ている間はおやつを食べたり、絵本を読んだり、楽しみましょう♪

｜maiさん（40代　女性）｜
家族で過ごす時間を多くできるようにする。リビングで雑談時間が増やせるようにお菓子を用意するのも大事♪

｜ひとさん（30代　男性）｜
最近は、子どもがスマホゲームをしている横でラジコンをしています（笑）
そうすることで、子どもの興味がだんだんラジコンに移っていき、スマホを見る時間が自然と減りました。でもそのうちラジコンにも飽きないか心配です！