長岡市議会は11日、12月定例会の建設委員会を開いた。市が水道料金を来年7月に値上げする条例改正案について、議員からは値上げは必要だと理解を示す意見や、物価高が続く中で市民生活に与える影響への懸念が上がった。採決では賛成6、反対1で可決となり、18日の本会議で可決される見通しだ。

 長岡市の水道事業は人口減少に伴い、料金収入の減少が続く一方で、施設老朽化に伴う維持更新費が増加し、今後5年間で54億円の財源不足が見込まれる。条例改正案では、水道料金を平均28%引き上げる。

 池田明弘さん(長岡市公明党)は「物価高騰が続く中で、値上げの実施時期を調整する可能性はあるのか」と質問。市側は「改定を遅らせ...

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