
柏崎刈羽原発
花角英世知事が東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を容認し、県議会12月定例会に自らの信任、不信任を委ねたことを巡り、最大会派の自民党県議団が知事を信任する内容の付帯決議案を提出することが16日、分かった。12月定例会最終日の22日に提出する予定。自民は単独過半数を占めており、付帯決議は可決される見通し。花角知事は県議会の信任を得た上で、23日にも赤沢亮正経産相と面会し再稼働を容認する意向を伝える見込みだ。地元同意手続きは終了することになる。
花角知事は意向を伝える際に(1)原発の安全性の丁寧な説明(2)避難道路の早期整備-など国に求める7項目の対応と実施状況を巡り、文書での回答を求める。7項目に関し、知事は16日の県議会連合委員会で「(国が)確認していただけないのであれば、私の判断は当然変わる」との考えを示した。
自民が提出する付帯決議案は、柏崎刈羽原発が再稼働した場合に国から交付される3142万円を財源として、原発の安全対策に関する広報費用などを盛り込んだ個別議案に関するもの。「知事の職務を続けていくことの是非について『是』という意思を表明する」と明記し、花角知事を信任する。
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