新潟県庁
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 燕市燕の事業所敷地の土から基準値を上回るヒ素などが検出された問題で、新潟県は17日、敷地周辺の地下水を追加調査した結果、4地点中1地点で基準値を上回るヒ素が検出されたと発表した。周辺にヒ素を使う事業所がないため、県は地質的な要因とみている。周辺に水道水源や飲用井戸はなく、健康被害は確認されていない。

 県は追加調査を11日に実施。敷地周辺の消雪用井戸4地点のうち2地点の地下水からヒ素が検出され、このうち1地点では基準値(1リットル当たり0・01ミリグラム以下)を上回る1リットル当たり0・018ミリグラムだった。

 この事業所敷地では、事業者が工場の建て替え工事に伴い6月に土壌を調査した結果、基準...

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