
初点灯から130年の節目を迎えた姫埼灯台=佐渡市両津大川
両津港の入り口に位置し、佐渡海峡を行き交う船の指標となる「姫埼灯台」(両津大川)が、初点灯から130年を迎えた。現存する鉄製灯台としては国内最古で、県内で最も長い歴史がある灯台だ。節目に合わせて外壁が塗り直され、白さが際立つ姿で島の玄関口を照らしている。
姫埼灯台は1895年に建設された。68年に新潟港の補助港として夷港(両津)が開港し、新潟-両津航路の需要が高まる中、航路の目印として設置された。12月10日が初点灯から130年の節目に当たる。
建物は白色の六角形で、明治の洋風建築を取り入れた造りが特徴だ。高さは約14メートル。光は約33キロ先まで届く。明治初期の灯台は、外国人技術者の手によ...
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