俳優の志田未来(32)が主演する、TBS系連続ドラマ『未来のムスコ』(2026年1月13日スタート 毎週火曜 後10:00)。子役時代から数々の話題作に出演し、確かな演技力で存在感を放ち続けてきた志田が、世間に大きな衝撃を与えたドラマ『14才の母~愛するために 生まれてきた~』(2006年・日本テレビ)から約20年の時を経て、再び連続ドラマ主演で“母”を演じる。このほどインタビューに応じ、作品に込めた思いなどを語ってくれた。
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原作は、『マルモのおきて』(2011年・フジテレビ)の脚本などで知られる阿相クミコと、黒麦はぢめによる人気コミック「未来のムスコ~恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた!」(集英社「ヤンジャン+」連載)。志田演じる、崖っぷちのアラサー女性のもとに、“未来のムスコ”だと名乗る男の子が現れたことから始まる、時を超えたラブストーリーだ。恋も仕事も夢も中途半端だったヒロインがある日突然母となり、子育てを通して、誰かと生きること、支え合うことの意味を知り、自分らしく生き直していく姿を描く。
本作で志田が演じるのは、自身と同名の主人公・汐川未来(しおかわ・みらい)。“定職なし、貯金なし、彼氏なし”28歳の崖っぷちアラサー女性で、長年、俳優という夢を追い続けるも、いまだ日の目を見ず、バイト生活。30歳を目前に「夢を追い続ける自分」と「現実を受け入れる自分」の間で揺れている役どころだ。そんな未来の前に突如現れる、未来から来た息子・汐川颯太(しおかわ・そうた)を演じるのは、オーディションで約200人の中から選ばれた子役・天野優。連続ドラマへのレギュラー出演は本作が初となる。
ある夜、未来がいつものように一人暮らしの部屋でレモンサワー片手に自分の将来を案じていた、その時。激しい雷鳴とともに突如現れたのは、未来のことを「ママ」と呼ぶ小さな男の子…。 颯太と名乗るその子は、未来と自分のパパである“まーくん”を仲直りさせるため、2036年の未来からやってきたのだという。にわかには信じられない出来事に戸惑いながらも、幼い颯太を一人にはできず、奇妙な共同生活をスタートさせる未来。はたして未来の夫“まーくん”とは一体誰なのか。 その候補に浮上するのは全くタイプの違う3人の“まーくん”たち。未来と颯太の“まーくん”探しの波乱の日々が今、幕を開ける。
――再び主演で母親役を演じるにあたっての率直なお気持ちをお聞かせください。
20年前に演じた母親役は、まだお腹に子どもがいる状態のシーンがほとんどで、実際に子どもと一緒に撮影することはあまりなかったんです。今回は、いきなり5歳の息子が未来からやってくるところから物語が始まるので、まったく違う感覚なんだろうなとまず思いました。今までのドラマの現場とは雰囲気も違うんだろうなという楽しみもありつつ、自分が母親役としてちゃんとやっていけるかなという不安も少し感じていました。
――そんな未来を形作る上で、大切にしているポイントや意識していることがあれば教えてください。
今はまだ1話、2話といった序盤の撮影が中心で、息子がやってきたことへの未来の戸惑いを、しっかり表現できるように意識しています。最初から2人の関係性が良すぎても、未来の成長が見えにくくなってしまうかなと思っていて、段階を踏んで、未来が成長していく姿を意識しながら演じています。
――実際に撮影が始まり、台本を読んだ時と役への向き合い方に変化はありましたか。
台本を読んだ時から、未来はずっと走っているなという印象がありました。本当にバタバタしていて、いろんなことが中途半端な、崖っぷちの女の子だなと。そういった、まだ地に足がついていないところを見てくださる方に感じてもらえたらいいなと思いながら演じています。
向き合い方自体は、最初に台本を読んで感じた印象と、あまり変わっていないですね。漫画が原作なので、漫画では自然に受け入れられるファンタジーの表現も、実際に現実世界で演じると違和感が出てきてしまうかもしれないません。その部分をなるべく現実感を持って演じたいという気持ちは、最初から変わっていません。
――監督やプロデューサーからのリクエスト、あるいはご自身から提案したことはありますか。
未来があまりバタバタして見えすぎないように、この世界の中でちゃんと生きている子なんだ、という意識を大切にしたいということはお伝えしています。
監督からはシーンごとに細かくアドバイスをいただいていて、表情やセリフのニュアンスなど、その都度相談しながら撮影しています。
――ご自身と未来の共通点、逆に違うと感じる点を教えてください。
お芝居が好きなところは共通点だと思います。今回の役はすごく演じやすくて、セリフも覚えやすいんです。それはきっと、自分に似ている部分が多いからなんだろうなと思っています。
違うところは、未来は定職がなくて不安定な部分がありますが、私はちゃんと仕事もして、貯金もあって(笑)、地に足をつけて生きているので、そういう環境面はあまり似ていないですね(笑)
――共演者の皆さんの印象を教えてください。
まず塩野瑛久さんは、私が天野優くんと遊んでいると、すぐに一緒に来てくださって、3人で仲良く遊ぶ環境を作ってくださるんです。優くんも自分から塩野さんと手をつないだりしていて、子どもにも現場の皆さんにも本当に優しい方だなと感じています。
小瀧望さんはたくさんお話される方だと思っていたのですが、まだ静かな印象です(笑)。
兵頭功海さんは、役作りについて監督とよく話されていて、とても役と真剣に向き合っている方だなと感じますし、その姿勢に影響を受けています。
これからもっと皆さんのいろんな一面を知っていけたらいいなと思っています。
西野七瀬さんとのシーンは、私にとって癒しです。まーくん候補の3人と颯太に囲まれている中で、女神が来た、と思うこともあります(笑)。おっとりとした雰囲気に助けられていますし、未来と沙織の関係性も素敵なので、もっと仲良くなりたいです。
――颯太役の天野優くんとの撮影を通して感じた魅力を教えてください。
お芝居を「している」感じがなくて、子どもらしさがそのまま映像に出ているところがすごいなと思います。それでいて、スタッフさんの指示をちゃんと理解して、本番で一発OKを出すので、5歳にしてすごくプロだなと感じています。
――印象に残っているエピソードはありますか。
最近だと“オムライス事件”ですね。ケチャップを好きなだけかけていいシーンだったんですが、テストではあまりかけないようにと言われていて、それでもかけたくて必死にフタを開けようとしている姿がすごく可愛くて。スタッフさんもバタバタしていて、その光景がとても印象に残っています。衣装や鼻の頭にケチャップがついていたりして、どうしたらそこにつくんだろう、って思いました(笑)
――未来という役から学ぶことはありますか。
本当に何事にも一生懸命で、まっすぐ突き進む姿に、私自身も学ぶことが多いです。自分も一つ一つ手を抜かずに頑張らないと、と思いながら撮影しています。
――同世代の役を演じるにあたって“人生のタイミング”について、どのように考えながら役に向き合われましたか。
未来は、劇中で母親から「30歳までに役者として芽が出なかったら実家に戻ってきなさい」と約束をさせられているので、本当に崖っぷちの状況にいる人物だと思っています。人それぞれ、人生について考えるタイミングやポイントがあると思うのですが、未来にとってそれが28歳なんだろうなと感じました。
28歳というと、私自身は逆に、子役としてずっとお仕事をしてきた中で、「大人としてどう立ち振る舞えばいいんだろう」とずっと悩んでいた時期を、ようやく突破できた頃でした。そういう意味では、自分とは少し違う部分もあるなと思いつつ、この役の中で未来が一番人生について悩むポイントが、28歳だったのかなと感じています。
――ご自身としては、28歳は壁を一つ越えたような時期だったのでしょうか。
そうですね。20代前半は、どう切り替えていけばいいのか分からないことも多くて。スタッフの皆さんに対しても、役について相談したり提案したりすることに、少し戸惑いがありました。
子役時代は、言われたことを素直に聞くことが中心で、自分から意見を出すことがほとんどなかったので、「相談したり提案したりすることで、わがままと思われないかな」と悩んでいた時期もありました。それがしっかりと切り替えられたのが、20代後半だったと思います。
――最後に、視聴者へのメッセージをお願いします。
未来が颯太と出会うことで、中途半端だった人生が変わり、成長していく物語です。2人の関係性にも注目していただきたいですし、明日から頑張ろうと思ってもらえるような、温かい作品になっていると思います。ぜひ楽しみにしていてください。












